髪の毛が伸びる仕組み

毛はどこが伸びている?

美容室にいって髪を切ってもらっても、数ヶ月したらまた伸びてきていますね。髪が伸びるのを意識している人はあまりいないと思いますが、気にしないでも毎日少しずつ伸びています。

 

そのスピードは1日平均0.5mmで、1ヶ月にすると約1.5cm伸びる計算です。早いと感じるか遅いと感じるかは人それぞれです。

 

それでは、毛はどこが伸びているかおわかりでしょうか?地面に生えている草や木と同じように、毛根が皮膚の中から栄養を吸収して育っているのでしょうか?

 

実は、毛の伸び方は草や木とは仕組みが全く違っています。草や木の場合、根っこから引き抜いてしまうと、もうその土からは生えてきません。

 

一方で毛の場合、抜いてしまっても同じ毛根から新しい毛が生えてきます。よく髪の毛を触って引っこ抜いてしまう方もいますが、心配しなくてもまたどんどん生えてきます。

 

これは、毛根の下の方に、毛の細胞をつくっているところがあり、新しい細胞が次々とつくられているからです。毛を抜いても、毛をつくる細胞は皮膚の中に残ったままなので、新しい毛が生えてくるのです。

 

この毛をつくっているところを「毛乳頭」といいます。毛穴の底に下の方から入り込んでいる凸起部分がそうです。

 

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毛乳頭の周囲には、毛母細胞というものがあります。毛細血管から栄養を取り入れた毛母細胞は、分裂を繰り返して新しい毛の細胞を生み出していきます。

 

できたばかりの新しい細胞は、水分が多く柔らかいですが、上の方に移動する間にだんだん硬くなっていきます。

 

これは細胞の中身がケラチンに変わっていくからです。これを細胞の角化といいます。

 

ちなみに、毛母細胞の間にはメラノサイトという細胞があります。メラノサイトは毛の色を作り上げるメラニンという色素を分泌し、このメラニンが他の細胞に取り込まれて、いっしょに上がってきます。

 

白髪は何らかの理由で、このメラノサイトの働きが衰え、メラニンがつくられなくなったときに生えてきます。

 

 
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